「夏こそシーフード！」を伝えるCM。なにか夏らしいモチーフはないかを考えました。
夏といえば海、砂浜、スイカ割り…。おや？「スイカ」って言葉の中にイカが入ってるな…。
そういえばシーフードの中にもイカが入ってるな………。はっ！そうだ！
今をときめくアイドルにスイカ割りならぬイカ割りをしてもらったら夏らしい爽やかな
CMができるかもしれない！そう思いつき、今回のCM企画が出来上がりました。
でもまさか…CM撮影中にあの人が乱入してくるなんて…

沙保里はじっと見ていた。女の子たちが砂浜でイカを割ろうとしている姿を。
「あのイカは彼女たちのものだから…」そう何度も心の中で言い聞かせ、
「イカを割りたい」気持ちにブレーキをかけていた、…つもりだった。
気がつくと沙保里は、イカを叩き割り出していた。
気持ちよりも先に体が動いてしまったのだ。こうなった時の沙保里を止められるものは
霊長類にはいない。沙保里は無我夢中で拳を振り下ろし、イカを割り続けた。
イカを全て割り終えた時、沙保里は指ハートをこさえて、海に向かってこう叫んだ。
「カップヌードル、大好きー！」

それは吉田沙保里と美術部との戦いでもあった。

スタジオの長テーブルに設置されたダミーの
白い風船を１テイクごとにすべて割っていく吉田さん。
対するは、次のテイクまでに新たな風船を長テーブルに並べ、
なおかつその先のテイクに備えて風船を膨らます美術部さん。
パンパンパンパン！
シューシューシューシュー！
吉田さんが割れば、美術部さんが膨らます。
美術部さんが並べれば、吉田さんが割る。

「はい、オッケー！」監督のその声を聞いて、
割れんばかりの歓声と拍手がスタジオに響いた。
風船だけに。

カップヌードルをフォークで食べるべきか、はたまた箸で食べるべきか。そんな議論に終止符を打つため、我々は決断しました。
「フォーーーーク！」と叫ぶおじさんを、壮大な景色の中に透けさせるしかない、と。

なぜ透けているのか？それは、カップヌードルをフォークで食べる文化がまだ世の中に浸透しきっていないから。
なぜ叫んでいるのか？それは、フォークで食べる美味しさを、どうにかして伝えたかったから。

このCMを見て、「え？なんで？」と思った方、安心してください。
作った私たちも「え？なんで？」と思っています。
でも、不思議なことに、最後にはきっとこう思うはずです。

「まあ、フォークで食べてみるか」と。

広大な大地に、静かに吹き抜ける風。
その中で、一人の男が口笛を吹く――バッテリイズのエースさんだ。

すると、遠くの空から「フォーーーーーーク！！」という叫び声が。
振り向いた先には、壮大な景色の中で絶叫する、うっすら透けたおじさんの姿。
フォークを握りしめ、まるで何かを訴えかけている。

もしかしたら、彼は伝説のフォークの化身。
カップヌードルがフォークで食べられる運命を背負った者。
そして、我々にこう問いかける。

「なぜ、箸なのか？たぶんフォークの方が、うまいのに」

彼の魂の叫びは、やがて山々に反響し、空へと消えていく。

スタジオに終始響き渡るおじさんの「フォーーーーーーク！！！」。
リテイクのたびに爆音で叫び続け、スタッフの耳には「フォーク」の残響しか残らない状態に。
最後は「フォーク」という言葉の意味を見失いました。

そして冒頭のエースさんの口笛と、体を揺らすあの動き。
何度も何度も踊り狂い、ついに完璧な出来に辿り着いた姿はまさに執念。
気づけば、スタッフ側が全員、歓喜の叫びを―

そんな混沌とした現場の中、寺家さんのかっこよさが異様に際立っていました。

ラクサを食べた後のほっこりした気分を表現する存在として、
世代問わず絶大な支持を得るキャラクター「シナモロール」の皆様にご出演いただきました。
デビュー当時や20周年時に話題になった「首振りダンス」をフックに、
「ココナッツミルクとスパイスのいいとこどり」を伝えてみましたが…

ちゃんと味は伝わったでしょうか…？

楽曲協力：CHIHIRO 「Lovely Couple」
© 2025 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L657101

ラクサを両手に抱えたシナモンさんとお友だちの皆様が、
TikTokでカップルダンスが人気の楽曲「Lovely Couple」にあわせてノリノリで踊り、
商品特徴である「ココナッツミルクとスパイスのいいとこどり」を伝えます。

元気よく合いの手を入れてくれたシナモンだけど、
実はラクサのことはあまり知らないのかも…？

かっこよくポーズをきめるエスプレッソさん、
ちょっとのんびり〜なカプチーノさん、
ラブリーさが際立つモカさん、
はげしく活発に動いてくれたシフォンさん、
シナモンたちのように踊りたい！とがんばるみるくさん。

皆様それぞれのかわいさが光るCM、
「めちゃハマる!」こと間違いなしです。

シナモンさんは、5名のお友だちの皆様と一緒にスタジオに来てくださり、
順番に首振りダンスを披露なさいました。

一生懸命踊りすぎて、途中でメイクさんに毛並みをクシで直してもらう場面も。
長時間ダンスしても疲れを一切見せず、終始笑顔で撮影にのぞまれていました。

シナモンさんと、個性豊かなシナモンフレンズの皆様に、本当に癒されました。
撮影現場は終始「かわいい〜！」の声で溢れ、
まるでラクサのスープのような「ほっこり感」でいっぱいでした。

新しくなったカップヌードルPROは、50・60代の方々に特に食べてほしいということで、その世代にとってのスターであるキン肉マン&テリーマンに登場していただきました。
いくら超人だからといっても、年齢には抗えず、見事なおっさん体型、そして食生活の不安・・・。
どんなライバルたちよりも手強い年齢という壁に、PROとともに戦っていきます。

おっさんになったキン肉マンとテリーマンが、糖質やたんぱく質のことを考えると、カップヌードルを控えるべきか葛藤している。
「そういえば聞いたことがある！」
おっさんテリーマンが、カップヌードルPROは低糖質で高たんぱくな商品だと思い出す。
しかし、塩分も気になり、食べることをまだ躊躇してしまうおっさんキン肉マン。
「そういえば聞いたことがある！」
おっさんテリーマンがさらに都合よくカップヌードルPROが、塩分控えめにリニューアルをしたことを思い出す。
おいしさそのままで、思う存分新しくなったカップヌードルPROを食べるおっさんキン肉マン。
そして、かつてのような元気さを取り戻し、強大な悪魔将軍に立ち向かっていく。

当CMの監督やプロデューサーたちは、キン肉マンの大ファンです。
結果、ファン的にはこんなシーンやこんなネタを入れたいと盛り込みすぎた結果、カット数多すぎ問題に直面・・・。
泣く泣く厳選したネタのみを入れることになりました。
それでも、多くのファンたちが名シーンと思えるような場面を、ふんだんにモチーフに使わせていただきました。
かつてキン肉マンに熱くなったおっさんたちを、もう一度熱くさせつつ、食欲も満たしたい！そんな気持ちのこもったCMです。