Story

カップヌードルごはん誕生の真実

第1話

いつの時代も 新たな食文化を我々の手で創り出していきたい。

電子レンジで“調理”できる食品を世の中にもっと広めていく。

このミッションの背景には家庭調理器具の進化の過程が深く関係している。

日清食品では創業以来…鍋でつくる「袋麺」→やかんや電気ポットで沸かしたお湯を注げばできる「カップ麺」

といった具合に、「道具の進化」に合わせて商品を開発し、新しい需要を作り出してきたが、電子レンジ調理食品(以下、レンジ食品)のジャンルではまだ苦戦を強いられている。

いつの時代も 時代の変化に合わせ新たな食文化を創り出してきた。

今やキッチンの主役となった電子レンジを使って、簡便でおいしい食品を世の中に広く浸透させるような商品を創り出していくことは、日清食品、そしてレンジ食品を担当するマーケティングチームにとっての使命であった。

やはり、電子レンジ食品売り場で注目してもらうためには米飯が欠かせない

日清食品が得意とするのは、「麺類」。

レンジ食品のジャンルにおいても、まずパスタや焼そばといった麺類から展開を開始した。

しかしスーパーにあるレンジ食品コーナーを見てみると、リゾットやピラフ、カレーといった米飯商品が売場の大部分を占める。

日清食品もレンジ食品売場で存在感を出していくには、米飯商品は欠かせない。

これが米飯商品にこだわった理由だ。

どうすればもっと人々に認めてもらえるのか

2009年3月に発売した「日清GoFan」 (ゴーハン)は、 電子レンジでお米を水から「炊く」(調理する)という新しい発想の商品。

米の一粒一粒が立った、コシのある食感が楽しめるパフライス(※)を使った製法で、味やクオリティへの自信はあった。


しかし、“電子レンジを使って調理する”という新しい発想は、世間に浸透していくのに、予想以上に時間を要するものであった。

結果「日清GoFan」(ゴーハン)はレンジ食品ジャンル内では上位に位置するものの、世間の常識を変えるような大ヒットには至っていない。

ウチならではのオンリーワンで勝負する

レンジ食品を担当するマーケティングチームの ブランドマネージャーT氏は、ある仮説を持っていた。

レンジ食品を加速的に浸透させていくには、日清食品にしかできないことをやるべきだ。

それは、たくさんの人に慣れ親しまれている「カップヌードル」の味を使うこと。

そして、レンジ食品コーナーに“カップ麺のお客様”を呼び込んでくること。

そう直感したT氏は、カップヌードル味の即席カップライスを開発していく決意をマーケティングチームのメンバーへ伝えた。

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  • 料理記者歴55年の岸朝子さんに食べていただいた。
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